山敏の家

山敏の家

防災ではなく備災

防災ではなく備災

家を建てるということは、「その地にずっと住まう」ということです。弥富市で親子二代に渡って大工として家づくりに従事してきた私たちだからこそ、この地域の良さも知っていると共に、「怖さ」も知っています。弥富市でも地域によっては、土地の高さが低く、水害が起こった際に床上浸水が発生する可能性のあるエリアもあります。そうなってしまっては、避難所に行くことさえもままならなくなります。だからこそ、設計時点で「最悪1階が水に浸かってしまっても二階で生活できるような設計」を取り入れます。特に近年ゲリラ豪雨など、思いもしない災害が日本全国で頻発しています。どこまで人間が知恵を絞って災害を防ごうにも、自然の力には及びません。だからこそ、山敏建築では「防災」ではなく災害にあらかじめ備える「備災」を設計に取り入れています。